あなたが否定的になるのは、〇〇のせい?
私たちの体調は日々バイオリズムの中にあり変化しています。
自律神経(交感神経や副交感神経)は、朝日の目覚めとともに活性化(交感神経優位)し、
夜になるとともに穏やか(副交感神経優位)になり、休息に入ります。
また、食事の時は胃袋に血液が集まり、あたまの血液が腹部に集まるのでやや眠くなります。この状態も副交感神経優位の状態です。
副交感神経優位の状態で消化器系は動くようにできています。
このように、日々の暮らしの中で私たちの体調や状況は刻一刻と変化しています。
これは、精神面についても同じことが言えます。
常にモチベーションを一定のレベルに維持することは簡単ではありません。
私たちの精神が脳の影響を受けていて、その脳が身体の影響を受けていることを考えれば、現実的には不可能でしょう。
では、メンタル的に落ち込んだり、気分が下がったりすることは避けられないのでしょうか。
確かにバイオリズムという観点から波があることは、受け入れるべき事実です。
しかしながら、もう一つの側面があることも忘れてはいけません。
私たちはバイオリズムの影響を受けてはいますが、支配されている訳ではありません。
例えば落ち込んでいる時はネガティブな発想が心の中に浮かびます。
「自分には才能がないんだ…」
「自分にはセンスがないんだ…」
「自分にはスキルがないんだ…」
と、不安な気持ちに襲われます。
しかしながら「嫌われる勇気」で一躍有名になったアドラーや七つの習慣のフランクリン・コヴィー博士の言葉を借りるなら、
「それはあなた自身が不幸になることを選んでいるだけである。
「不幸になる」ことを「選ばない」ということも可能なのである」
ということです。
人は「ものの見方」を選ぶことができるのです。
否定的な現実は、否定的な思考と言葉が作り出したものであるということです。
今の自分の状況が、つまらない日常の繰り返しに見えるか、あるいは、可能性と学びの宝庫に見えるかは自分の見方次第であるということです。
そういう意味で、自分自身の思考と言葉をプラスにしていくしかない訳ですが、
自分自身の思考と言葉をプラスにしやすい環境に身を置くことが大切です。
私たち人間は環境の影響を受けやすいからです。
成長実感できる環境に身を置くことで、成功できるステージへと自然に進めるのです。
つづく